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20代で自己破産して後悔したこと良かったこと

25歳で700万円の借金を背負った私は、
なんとか返済しようと3年粘りましたが、
風俗で働く手前で思い留まり、自己破産申請。

29歳で免責が認められ、借金返済の日々から解き放たれました。
開放感と同時に心の中に罪悪感も生まれ
このまま人生をやり直していいのかどうか迷ったこともあります。

今日はそんな私が、20代で自己破産して良かったこと、
後悔していることを書いていきます。

自己破産しようか迷っている方の参考になれば
嬉しいです。

自己破産は法律が認めた最終的な救済手段

自己破産は、多額の借金を抱えてどうしようもなくなった人に

人生をやり直す機会を与えるために用意された
最終的な救済手段です。



自己破産を申し立て、

裁判所から免責許可決定を受けると
借金が免除され、
返済地獄の日々から解放されます。

借金女子へ!自己破産は支払い地獄の日々から逃れるリセットボタンだ

自己破産のデメリット

自己破産の主なデメリットは、

  1. 信用情報に事故情報が載る(ブラックリスト入り)
  2. 弁護士費用がかかる
  3. 官報に名前が載る

この3つです。
①の信用情報に登録される期間は約10年。
この間はクレジットカードが作れなので、現金払いオンリー!
車やマンションのローン審査、
子供の奨学金などの保証人審査も通りません。

②の弁護士費用は、私の場合25万円ほどかかりました。
ただ、700万円がなくなったので、25万の費用がかかることは
まったくデメリットに感じませんでした。

そして、③官報に載るですが、
自己破産を申し立ててから確かに官報に載りました。
が、官報なんて誰も読まないので
まったく気づかれませんでした。

自分の名前でネット検索したら
官報の内容が出てきて一定期間、破産申立の事実がネット上に
載ってましたが
これも誰も気づきませんでした。

有名人じゃない限り、漢字フルネームで検索されることなんて
そうそうありませんからね。
そしていつの間にか消えているので、
今では私が離さない限り誰にも知られることはありません。

自己破産のデメリットがその後の生活に響くケース

20代、特殊な仕事をしていたわけではない、
ただの人だった私は、自己破産のデメリットがその後の生活に響くことは
ほとんどありませんでした。
(カードが作れないのが辛いってくらい)

しかし、実家を不動産として所有している人などは
破産手続きによって家を失ってしまう可能性がありますし

財産がある場合は、処分しなければなりません。
(現金の場合手元に99万円までは残せる)


また、弁護士や公認会計士、司法書士などの士業や
古物商・質屋、生命保険募集員、警備員など幾つかの職業は
公法上の資格制限により免責が下りるまで仕事ができません。

資格制限される期間は自己破産を申し立ててから、免責が下りるまで。免責許可決定でたら復帰できます

自己破産して後悔したこと

20代で自己破産して後悔したことは…ありません。
むしろ、もっと早くしていればよかった。

元彼が借金から逃げて私に請求が来た時点で破産していれば
クレジットカードのリボで生活費をまかなったり
新たなカードローンを組んで支払いに回したり
水商売で体を壊したりすることもなかった。

3年間もがき苦しんで、ようやく解放された時に29歳。
もっと早く、債務整理していれば
26歳くらいには解決していた。

この3年間は大きいです。

自己破産しなければよかったとは思わないけど

自己破産して、人生をやり直せることができたので
自己破産したことを後悔することはありません。

しかし、10年経った今でも自己破産の事実は
夫や親以外、誰にも話していません。

やっぱり自己破産のイメージは良くないですし
恥ずかしいと言う思いも正直あります。

私は借金を支払わなかった…。
借りたお金を返さなかった…。
安易に保証人になった私が悪いのに…。

そんな罪悪感に苛まれることがあります。
だからこそ、同じ過ちを犯さないように
生きています。

私が自己破産して良かったと思うこと


自己破産良かったことは1つだけ。
抱えていた借金がなくなったことです。
もう、これしかない。

実際には借金がなくなったのではなく
支払いが免除されたのですが、
毎日、毎日、取り立てや催促に怯える日々から解放されました。

当時は、支払いができず「どうしよう・・・どうしよう・・・」と
常に吐き気や頭痛に襲われ
頭に円形脱毛症が何個もできていました。

しかし、弁護士に相談した日から
将来への一筋の光が見え精神状態が劇的に変わりました。

自己破産した人に対して、世間のイメージがどういうものか
よくわかっています。
10年はブラックリスト入り。
氏名と住所が官報に載ることも説明を受けました。

だけど、私の状況は、そのデメリットより
借金の支払いから解放されるメリットの方が勝っていたのです。

20代だったから人生のやり直しも早かった

自己破産すれば、7年から10年は新たなローンを組むことができません。
29歳で免責許可が下りて、
現在40歳の私がブラックリストから抜けたのは39歳でした。

ぴったり10年経った時、
試しに申し込んでみたクレジットカードの審査に
通りました。

これでようやく人生のやり直しを許されたような気分になりました。
クレジットカードは所有していますが、
限度額を10万円にしています。

10年前、自己破産せず、
ずるずると利息だけ払い続ける生活を続けていたら
生活の再建を図る時期ももっと遅くなったと思います。

借金がなくなっていたので、自己破産した事実を伝えても
私の場合は結婚には何の支障もありませんでした。

自己破産した事実は、結婚相手には伝えておきましょう。結婚後に発覚すると大きなトラブルに発展します。

ちなみに、結婚後に性が変わることで
自己破産してもローンが組めるようになるという
話をよく聞きますが

全くの嘘です。

結婚して性が変わっても、
自分の個人情報がまっさらになることはありません。

まとめ

自己破産をするということは、簡単ではありません。
だけど、払えない借金で悩み続けても前に進めないことは事実です。

この記事のまとめ

  • 自己破産で後悔したことはない
  • 自己破産のデメリットより借金苦でいるほうが苦しかった
  • 自己破産してその後の生活に不利益がある場合もあるので注意
  • 20代ただの女子には自己破産の不利益は少なかった
  • 借金には必ず解決方法がある

借金問題が全て自己破産で解決するわけではありません。
自己破産しなくてもいい方法も国が用意してくれています。
債務整理は国が用意した素晴らしい法律です。

もし、あなたが今借金が辛くてしんどいなら
一人で悩まずに、すぐに法律家に相談してください。
借金問題は必ず解決します。

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