自己破産した事実を隠して結婚するとして
果たして幸せになれるでしょうか?
付き合った最初の時点や、
仲が深まった時に勇気を持って告白すべきでしたね。
結婚は生活基盤そのもの。
人生を歩んでいくうち様々な場面で、
破産がバレてしまう恐怖を抱えるかもしれません。
この記事では自己破産した事実がバレるシチュエーションを
3つご紹介します。
この記事の内容
そもそも自己破産は人にバレるのか?
自己破産すると、官報(政府が毎日発行する新聞のようなもの)に掲載されます。
住所とか名前が掲載されるので、
大々的に破産がバレてしまいそうな感じですが、官報を読む人はそういません。
なので、自己破産が知られる心配は不要です。
現に、私は自己破産して10年間、
自分が言わない限りは誰にもバレていません。
ただし、破産時に友人や勤務先、親族からの借金がある場合、
その借入も債権者として扱われるため、
破産手続きを行った事実を示す通知が届き自己破産の事実が知られてしまいます。
自己破産の事実を隠し通せるケース
自己破産してすでに8年から9年経過している場合、
ブラックリストから消えるのもあとわずかなので、
結婚しても隠し通せる可能性は大です。
また、旦那さんに財産があり高収入の場合も
家族カードを持ったり旦那さん名義でローンを組むので
バレる可能性は極めて低いです。
<div class=”concept-box6″><p>高収入男性の場合、そもそも結婚相手に経済力を求めているわけではないので破産した事実を告げてもビクともしない可能性が大。ただし、代々資産家や親族が結婚相手にうるさい場合、身辺調査でバレることがある</p></div>
自己破産がバレる3つのシチュエーション
それでは、結婚生活で自己破産がバレる場面3つをチェックしていきましょう。
家や車のローンを組む
結婚後、間も無くして家や車のローンを組む時は要注意です。
特に、家のローン。
共働き夫婦で、収入を合算してローン審査を受けることになれば、
ブラックリスト入りしていることが原因で審査通過できません。
不動産業者や信販会社はローンが通らなかった理由を
「自己破産の事実がある」とは言いませんが、
何度も審査に落ちる中で、自分に不備がない配偶者が疑念を抱くのは
時間の問題です。
家や車には家族の夢や期待度が大きいので
そうそう諦められるものではありません。
「収入も安定し、共働きで、無理なローンじゃないのになんで通らない?」
そう思った配偶者が調べたり尋ねてくる可能性が高くバレてしまいます。
<div class=”concept-box1″><p>妻が専業主婦のケースでは住宅ローンの連帯保証人を求められることはありません。夫が単独でローン審査を受けることになりますのでバレません。</p></div>
結婚相手や子供の借入の保証人になる
自己破産して10年、ブラックを抜けるまでに、
旦那から借り入れやローンの連帯保証人を頼まれたら注意!
会社員の場合は少ないのですが、
店や事業を営む「自営業」の場合は借り入れをする場面が多々有ります。
本当は妻を保証人にするのは絶対に良くないのですが
夫婦で事業を営んでいる場合は、難しいですよね。
連帯保証人は、責任が重く審査もしっかりと行われます。
なので、審査に通らず自己破産している事実がバレてしまうか
自分で告白しなくてはいけなくなります。
奨学金の保証人はセーフかも
子供の奨学金の連帯保証人はギリ、セーフ。
まず、子供の奨学金ですが、
借り入れが必要になるのは大学に入る17歳〜18歳くらいでしょう。
結婚前の自己破産なら、すでにブラックから抜けている時期です。
それに、世帯主の旦那さんが保証人になるケースが多いので
心配する必要はありません。
ただ、注意したいのが子連れ再婚の場合です。
子供が10歳以上で再婚した場合は、18歳だとしても8年しか経っていませんし
自分の子供だったら、旦那さんに気を使って自分が保証人になるケースもある。
この場合は、審査に通らない原因を探る中でバレる可能性があります。
結婚相手もブラックリスト入りしている
このケースが一番、バレやすい。
自己破産した事実を言わなかったら、
ローンを組む際の名義人はブラック入りしてる旦那より、
あなたになってしまいます。
あなたも自己破産してブラック状態なので
当然審査に落ちます。
相手は「なんで?」「もしかして君もブラックなん?」となるはずです。
25歳過ぎて、今の時代にクレジットカードを持っていないのも怪しいですから
早めに告白すべきです。
相手もブラックなら何か言える立場じゃないのですが
隠していたことを論点にされると面倒ですよね。
それに、ブラック同士が結婚すると
よっぽど収入が安定してない限り前途多難。
車など高い買い物はすべて現金払いになるので
結構大変です。
自己破産した事実が結婚後にバレるとどうなる?

自己破産したことを知らずに結婚してバレた場合の相手の気持ちは…
いかがでしょうか?
「自己破産」の事実より、ともに歩んできた人生の中で
隠し事があったこと事態に怒りや悲しみの感情を抱きます。
ずっと隠していた=裏切った
隠し事=許せない
バレてから「最初に行っておけばよかった」と後悔しても遅いのです。
詐欺罪になる?
たまに、激昂した旦那が「詐欺だ!離婚だ!」と言い出すこともあります。
しかし、自己破産を隠して結婚したからといって詐欺罪には当たりません。
なので、訴訟を起こすこともありません。
ただ、心情として「このまま夫婦生活をやっていけない」と思うのは
その旦那さん次第です。
止められるわけではないので離婚訴訟になる可能性はあります。
自己破産してから間もない場合は結婚前に申告すべき
冒頭の女性の場合、
自己破産の事実を告白することで、彼が離れていくのが怖かったんだと思いますし
まさか結婚するまで付き合いが続くとは思わず、
ズルズルと言えないまま時間が経ってしまったのでしょう。
ただ、付き合う時点で話し合うべきでしたね。
まだブラックから抜けるまで時間がかかるなら
今話すべきです。
結婚しようと気持ちが高まっている男性に取って
自己破産の事実はそんなに大変なことではないケースも多いです。
それに、今多額の借金を抱えているよりは
断然、状況はいいです。
借金があれば結婚生活の中で返していく必要があり覚悟がいりますが、
自己破産で解決しているなら、借金はゼロ。
夫婦生活を送りながら誠実にしっかりと人生を歩み直せば
いいのではないでしょうか。
自己破産して1年で結婚した私の場合
私は自己破産して1年で結婚しました。
自己破産手続き中に彼と出会い、すぐに状況を説明しています。
正直、後でバレてあーだこーだ言われるのが嫌でしたし
関係が進んでから告白するのはフェアじゃないと思いました。
反対の立場だったら絶対に言って欲しいと思いませんか?
だって、私の場合、自己破産から1年。
もし結婚すれば9年は隠さなければなりません。
ただ、自己破産して8年目だったりしたら
あと2年で信用情報が消えるので告白するのを迷ったかもしれません。
あえていわなくていいことの部類にいれたカモ…。
まあ、その後離婚しちゃったんですけど、
再婚相手と出会ったときも自己破産したことは告げました。
隠してバレて後でいなくなるより、
今話してジャッジしたかったからです。
この記事のまとめ
自己破産したことを相手に言わずに結婚するデメリットは
後でバレると問題が大きくなること。
今言うのと、後でバレるのって
後でバレた方が精神的ショックが大きいです。
男性からしたら
「俺を信用して最初に言ってくれよ」ってな話です。
バレなければいいんですけどね。
- 収入合算で家のローン審査を受ける
- 連帯保証人になれない
- 相手がブラックだった
場合はバレる可能性がぐっと上がっちゃいます。
バレるかバレないかスリリングな結婚生活を送るより
誠実に話してから心置きなく結婚した方が
夫婦生活はうまくいくと思います。
夫婦の離婚理由原因の1位はお金問題って言いますから。
自分を守るための嘘は、人を傷つけることがあることを
肝に銘じ、判断してください。